小規模事業者の借入

【ご相談内容】
今回のご相談者様は、開業以来数年間、業績が順調に推移してきました。
しかし、とある取引で損失が生じてしまい資金繰りが厳しくなり、損失の補てんに融資を検討。当初ご自身で金融機関に相談に行きましたが、担当者が消極的で、このまま申し込みを行っても融資は通らないのではと思い、仲介者を通じて当事務所に相談に来られました。
損失となった取引の詳細を確認したところ、仕入等をクレジットカードで支払っており、それが未払となっています。また白色申告であり、その他プライベートでは、一人親方、独身、賃貸、一人暮らし、定期預金なし、などの状況も把握することができました。

【説明】
“融資サポート”とインターネットで検索しますと、決算書、事業計画などの作成をサポート(代行)することに終始。プラスαのサポートとしても、金融機関を紹介するという程度にとどまっているのが現実のようです。融資にはいわゆる「定量審査」と同様に小規模であったり、開業年度の浅い企業では、「定性審査」が重要となってきます。クレジットカードの未払い(信用情報)、白色申告、資産などの背景から恐らく、相談に行った金融機関の担当者は、積極的に取り組む姿勢ではなかったのでしょう。この状態では、事業計画を書くという次元ではありません。
今回は、信用情報の傷と損失を出したという二重の誤った評価減を訂正。資産背景などについても不足情報を追加しました。当事務所は、常に金融機関に対して積極的に情報の非対称性の解消を推進しています。そこから得た信頼関係に基づき、当事務所との顧問契約があれば審査上有利に働く旨も金融
機関から今回の相談者に説明していただきました。
小規模事業者の借入は、いかに定性面をフォローできるかにかかっていると考えております。

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