事業承継問題について

今回は事業承継についてです。事業承継は創業の一形態であるという認識から、
当事務所では創業支援の一環として対応しています。またそのような事業活動から、
名古屋市(市民経済局)の事業承継に関する事業(「なごや承継大学」)の
オブザーバーも勤めています。日々の事業承継問題の中からいくつかご提言してきた内容を数点発表してきましたので、ここでもご紹介いたします。
(1) 事業承継決意の思考パターン
事業承継では、継ぐ側の思考パターンとして
①具体的に挙げられるメリットがあるから継ぐ、
②具体的に挙げられるデメリットがないから継ぐ、
③流れで継ぐ、という3パターンがあり、①②③の順でその重みが増しているようです。
特に③については
⑴親の言葉があった、⑵現地に慣れている、⑶『消去法』による責任感、⑷継がせる側が生活できている姿をみている、というものがこの「流れ」の大きな要因となっているようです。
(2)信頼の承継
企業の持つ信頼というのは安易には承継できません。しかし場合によっては、自ら信頼をつくり出すよりスムーズに進む場合があります。そのためには3つの重要な要素があると結論付けています。
①先代と後継者の関係性(血筋など)、
②先代が後継者を指名していることが知られていること、
③先代と承継者とが同時期に一緒に働いている姿を見せていることです。

当事務所では事業承継に関する実績から研究分析も進めています。どうぞお気軽に
ご相談下さい。

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