財務・経営相談特集 法人化における税金の考え方/緊急の資金需要における財務計画

今月は財務・経営相談としての事例がいくつかありました。その中の2つについてご紹介いたします。

【事例①】
1件目は個人事業主の方で、事業の法人化についてのご相談。売 上高は順調に上がっているものの、顧問税理士には「税金が上 がってしまうので、法人化は早い」とアドバイスを受けられたそう です。現状の決算書等を拝見し、事業内容や取引先の反応、将来 性や依頼人様のビジョンを詳しく伺いました。今回は、法人化によ る負担増とビジョンの実現を比較して、後者が重要だと判断。税金 を発展のために必要な「コスト」と捉えました。また、戦略的に決算 期・資本金・役員その他を設定することでトータルな費用も下がる 概算を提示。税金だけでなく、「数字」に関わるあらゆる面を考慮し 結論を出すプロセスにご納得いただきました。

【事例②】
2件目は大規模な事業の受注が決まり、その先行投資 資金が不足することとなった企業様です。問題は、大き なプロジェクトであるにも関わらず、資金需要が緊急で あるということでした。必要な説明書や、急ピッチの財 務計画を中期で作成しました。それに加え、当事務所が 構築している金融機関とのコネクションを活用し、全て の段取りを前倒しに。金融機関、当事務所と一致協力し て、資金調達を早期に進めました。このような行動がで きるのも、金融機関と当事務所の日ごろからの信頼関 係がなせる技だと考えています。

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