借入金の見直しと借換

【依頼内容】
今月のご相談は創業時の借入金の見直しです。当該企業の事業主は
開業時ご自身で銀行を回り、なんとか開業資金を調達しました。
しか し、全額を銀行借入することはできず、金融会社(ファイナンス会社)
やリース会社を併用。さらには奥様と奥様のご家族に連帯保証人に
なっていただき、ご実家の土地建物を担保に入れてのご融資。
その 上、高金利な条件となったそうです。
その後無事開業し、ご紹介を通じて当事務所で顧問を務めさせてい
ただきました。その頃、当該借入金の負担軽減とご自身以外の方に
迷惑の及ばない条件に変更することが目標になりました。

【解決方法】
そのためにまずは、3年間計画を立案。好条件な借換への対応のため、
①早期の有利子負債の軽減
②企業評価の向上
を目指しました。
順調に計画に従い、利益を出しても無駄な税金を支払わない「線」
見極めて進行しました。

3年後となる今年、満を持して借換交渉を開始。ベストな金融機関の選
択と交渉のサポートを行い、
①連帯保証と不動産担保の全てを外すこと
②信用保証協会による信用保証料もない形で金利条件を
3分の1以下にすることに成功しました。

本来としては、創業時にご相談いただければよいのですが、
その条件で借り入れたのであれば、今度は早期改善の方法を考えるのが
効率的です。
今回のご相談者様は、最終支払利息を450万円ほど削減することができました。

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