必要な融資を確保する方法

【依頼内容】
今回のご相談企業は創業2年目の企業。売上も順調に伸び、
取り扱う物量も増えてきたため、新設備を導入したいとのことでした。
その設備は高額であったため、借入金で対応する予定でした。
しかし、事前に金融機関に相談に行ったところ、希望する設備ではなく、
それよりもグレードが低い設備の購入を勧められたとのこと。
つまり、格下の設備相当分しか融資を受けられないということでした。

【解決方法】
 まずは、当該金融機関に意図を確認しました。
すると、申込企業側の説明の中で格下の設備でも目的は達成できると
受けとれたのだそうです。
また企業側の説明に基づいて計算を行うと、売上は伸びるものの、
利益(返済する資金)が充分に確保できないという点も指摘されました。
相談者に確認を取ると、確かに上記についての説明を行ったそうです。
しかし、どちらかと言うと金融機関に質問されるがまま、
その方向にリードされたとのことでした。
金融機関が自らの都合のいいように解釈する場合もありますが、
やはり曖昧な計画のままでは、その場しのぎの回答となってしまいます。

この場合、必要な融資を確保するには
①なぜこの設備が必要か
②設備によってどれだけの収益効果があるのか
③その根拠は何か
④返済の可能性や簿外の資産背景
について正確な説明することで、ネガティブチェックをクリアで
きます。結果的には、希望額どおり満額の融資を獲得できまし
た。事前相談といえども侮れません。

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