定性情報(ブラックリスト等)への審査

【ご相談内容】
今月のご相談者様は個人事業主の方です。もともとは一人親方の形態で
仕事をしていましたが、このたび請け仕事で受注することになり、
そのための運転資金と一部設備投資が必要となりました。
今回の事業規模とケースであれば大きな問題はないのですが、実は
近い御身内に金融事故を起こしている方がいらっしゃるため、いわゆる
ブラックリストに載っていることを心配されていました。

【回答】
ご自身や、配偶者などの同居人の若かりし頃の金融事故。
事故まで起こしていなくてもクレジットカードでの借り入れ履歴なども、
初めての借り入れの時には重要な審査情報になります。
いわゆる定性審査情報というもので、これらについてのご相談が多いのは
事実です。
この場合は丁寧にその経緯を聞き、事故の事情としてくみとることができる
要因はなかったのか。あればそれを真摯に金融機関に説明して、加えてそれを
覆すような加点情報があればそれも金融機関に伝えることが重要。
何が事情としてくみとってもらえるのか、何が加点情報なのか、ここを見極め
ることです。
今回の相談者様も最終的に満額、希望条件で融資が実行されました。

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