資金繰りに悩む事業再生(損益分岐点、流動性分析)

【ご相談内容】
事業再生のご相談は多々あり、主なご相談内容は資金繰りが厳しいので借り入れを追加したい、返済方法について交渉したい、利息だけの支払いをさらに減額させたいなど。事業が苦しくなる実感はまさに資金繰りの悪化をもって感じるのが現実です。ただ本来は、それまでに損益分岐点や流動性分析等でシグナルを発していたはずなのですが、そこまで重要視されない経営者も多い印象です。
今回のご相談者も顧問税理士の先生が以前からそのような指摘をしていたのだと思いますが、スルーしてきてしまったのでしょう。

【回答】
資金繰りの改善は重要で、そのための資金注入は必要ですが、その金額やタイミングなどを考える必要があります。
そもそも、P/Lが不十分であるにもかかわらず、借入元本の削減交渉などの私的再生、法的再生などは難しいと考えるべきです。
まずはP/Lの問題か、B/Sの問題かが重要。P/Lの改善できずして再生はありません。
多くのケースではP/Lが根本的に改善不可能な状況の場合が散見されます。
その場合は速やかに事業閉鎖までの最適なルート探しを我々専門家と行い再出発を考えるべきでしょう。

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