税務会計と企業会計の関係

【依頼内容】
今月のご相談は以前、異業種交流会でご挨拶させていただいた企業。
その交流会では税務対策のみならず、金融機関対策を行う必要性も
お話しさせていただきました。
当該企業は顧問税理士を雇ってはいるものの、
「赤字なら税金が出ないからOK」という考えの方で、
場合によっては「税金でなくてよかったね」とお話しされることもあるそうです。
確かに、税金が出ないことはありがたいかもしれませんが、
その分銀行の評価が落ちていないか、
取引先やリース業者からの評価が落ちていないかが心配という内容のご相談でした。

【解決方法】
早速、企業を訪問し決算書等の書類を見させていただきました。
ご心配通りの結果でしたので、以下の2つのポイントを説明しました。

①企業評価がどれほど落ちているか。
②過去の黒字決算も含め会計処理方法の選択や
正しい会計の表示で、企業評価の向上につながるということ。

実は、会計は「税務会計」「企業会計(中小企業会計)」
で見栄えが変わります。
さらに、金融機関の審査実務の視点を加えると企業評価自体が変わってくるのです。
(当然ですが、事実に反する処理をする粉飾行為とは異なります)。
当該企業は、顧問事務所の変更を前提に移行期間として、
弊社とセカンドオピニオン顧問契約を締結。サポートを開始することになりました。

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