【依頼内容】
最近、名古屋市（市民経済局）から「事業承継」についてセミナー依頼が
ありましたので、今回は相談というよりもお受けしたセミナーのご紹介を
させていただきます。
当事務所では、創業案件を数多く受任させていただいております。
創業にはゼロから起こす創業、新分野進出の第二創業、M&A、事業承継による
創業があります。

【セミナーの反響】
今回は事業承継に関わる「お金」をテーマに、継がせたい側と継ぎたい側の
双方の方に参加をしていただきました。
参加者のポジションも異なることから内容は多岐に渡り、
具体的なケースを使って説明する事業継承の初級編ということになりました。
それでも講演（セミナー）の前後や休憩時間に参加者から多くのご質問をいただき、
税制のみならず承継に必要な資金、銀行対策などに強い関心があることが
分かりました。

＜質問内容＞
①代表者が変わっても、銀行は今まで通り付き合ってくれるの？
②株価を下げるため、一時的に業績を下げることを
　銀行は理解をしてくれるの？
③事業承継に必要な資金を銀行は個人に貸してくれるの？
④事業承継を生前でするのと相続でするのでは、税金が
　どれくらい違うの？また、その際に銀行はお金を貸してくれるの？

などなど。普段当事務所に相談に来られる方は、資金調達や金融機関への
対応の必要がある企業様が多く、その実績が参加者の質問に回答する際に役立ちました。

さらに継ぎたい側の方からは、
＜質問内容＞
①具体的に銀行との関係をどのように構築したらよいか。
②銀行からは自分の過去の何を見られるのか。
③銀行には株を持ってもらった方がいいのか。

などの質問が寄せられました。これらの質問は企業によって回答が異なるため、
一部の方からは名刺をいただき、改めて個別相談で対応することになりました。