M&Aとグループ形成

【依頼内容】 今回のご相談者は、創業13年目の企業です。
前々から県外へ出店を計画していた当該企業では出店方法として、
①新規出店を行う
②出店予
定地でビジネスをしている既存の会社をM&Aする、 という2案で検討されていましたが、今回②の案で出店を進めることが 内定していました。
そこで、M&Aを成功させるために財務デューデリジェンスを含め、 様々な契約関係の
調整をしたいとの依頼がありました。 加えて、M&Aおよび追加の設備投資に必要な
資金の調達の依頼も受けました。

【解決方法】 まずは、対象会社の財務情報を取得し検討を実施。そのなかで
資産負債の契約関係、さらには対象会社の人的資源を最大限に活用する方法 が
必ずしも合併によるものではないことが判明したため以下を提案。
①子会社化せずに一定の資本提携をしながらも、業務提携関係を締結 した
 グループ化を行うこと

②その際、新設法人を追加。それぞれの法人を再設計することで機能 的にすること
これは、今回の案件において相談企業様のニーズが今後の事業拡大に
あることを踏まえ、スムーズに展開するためでもありました。
結果、「ここまで提案してくれる会計事務所は初めてだ」と評価をいた だき、
採用に。 M&Aの対象となる会社にも説明に伺いましたが、完全な子会社化への
若干の不安を取り除けたとの評価をいただけました。
これをもとに、資金調達にかかる事業計画書を作成。
複数の金融機関 様へのプレゼンを行い、当方の条件どおりの資金調達
(2億5,000万円) を確保することができました。
今回は求められた業務に当方の事業提案というノウハウが加わったことによって
実現した結果であると思います.

カテゴリー: 税務・経営・税理士事務所, 資金繰り・借入不安融資 パーマリンク

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