【2011/05/24より転載】
問い合わせが多々ある愛知ガンバロー資金について
内容についての注意点等のアナウンスは既報の記事のとおりです。
そこで今回は,実際の案件や金融機関の方との意見交換などから
出てくる問題について,若干のコメントを入れます。
なんといっても魅力は以下の2点です。
① 融資が通りやすい状況にある
② 保証量負担が実質的にない
そして,欠点は何をおいても「3年間」の償還期間という問題です。
申込者の大半はそれをある程度理解しているのでしょうが,どうしても
目先の資金繰り(基本的には運転資金ニーズの制度)において,
その後のプランは考えておられないのが現状です。
円滑化法による返済条件緩和(返済ストップ)を行っている方の大半が
自助努力というよりは,景気回復を待つという姿勢であるようで
これらは本質的に同じ状況といえるでしょう。
「3年間」という償還期間が意味する問題の最大の問題は,
元本返済額(月々の支払)が非常に高いことを意味します。
当事務所では,以下の点につき指導しています。
1)借入れ後のキャッシュフローの計画は立っているのでしょうか。
立っていなければ計画をたて,借入額を算定します。
このような短期返済資金は勢いで借りるのは,企業の命を短くします。
2)他の借入れと今回のガンバロー資金との関係を整理します。
現在の借入れ状況はそのままでいいのか,借り換えを含めて,
ベストな状況を探ります。
借入れの追加追加,金融機関の言われるがままの借り換えのみでは
大きく返済キャッシュフロー,さらにはトータルコストを高くしてしまいます。
※先日の見直しで,最終的に支払うトータル金額が1,000万円ほど削減
されたというケースもあります(現金が1,000万たまるという効果)。
3)もし返済が厳しくなったらどうするか
ここまで考えておくのがいいかどうかはわかりませんが,我々企業財務を
専門職とするものは,常にリスクを算定し対処法を検討する必要があると
思っています。
以上3つの点につき,是非ご検討いただいてから,対処することが必要でしょう。
金融機関の方との話でも,返せるのだろうかとつぶやきたくなる案件も多々あるようです。
経験では,返せる状況にするには,
①売上(限界利益)をUPさせる
②財務手法でゆとりを持たせる
③過去の財務対策の恩恵を受ける
この3つしかありません。
基本的には経営者の皆さんは①を最優先に考えるのは当たり前です。
その上で,②も考慮していただくことになるでしょう。
それで乗り切れたら,いずれまたくる景気の波を乗り切るために③の準備を
していきましょう。
金融機関対応や将来の財務対策に力を入れている当事務所にご相談
いただければと思います。
セカンドオピニオン制度もありますので,顧問税理士さんがいらっしゃっても
メールで一度問い合わせていただければと思います。
(内容についてはメール相談はクライアント様以外とはしておりません)
以上








